合格率は低いが、きちんと勉強すれば合格できます
さて、行政書士の試験を受けるに当たり一番気になるのが、私でも合格できるかということだと思います。
結論からいうと、行政書士は難易度の高い試験です。
やはり、行政書士はその分野の高度な専門的な知識が必要な資格ですので、簡単に合格させてくれません。
それに、簡単に合格できる資格なら、有資格者が多くなり、資格の価値がなくなってしまいます。
それではどのくらい難易度が高いのか合格率を見てみます。
近年の行政書士試験の合格率
平成20年度 | 6.5% |
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平成21年度 | 9.1% |
平成22年度 | 6.6% |
平成23年度 | 8.1% |
平成24年度 | 9.2% |
平成25年度 | 10.1% |
平成26年度 | 8.3% |
平成27年度 | 13.1% |
平成28年度 | 10.0% |
平成29年度 | 15.7% |
平成30年度 | 12.7% |
令和元年度 | 11.5% |
行政書士の合格率は直近10年間で平均すると8%くらい、まれに10%を超えたり、逆に5%を下回ることがある程度です。
つまり、10人に1人も合格できない試験なのです。
この数字を見ると、多分多くの方は私には無理だと諦めてしまうかもしれません。それが普通の感覚です。
しかし、行政書士は知識がまったくなくても十分合格できる試験です。
合格率、低めの理由は?
その理由は色々ありますが、簡単に言ってしまうと、受験者のレベルが高くないからです。
行政書士の試験は受験資格が必要なく、色々な方が受験してきます。
例えば、「本気で行政書士になりたいと思い必死で勉強してきた方」「ほとんど勉強していなくてとりあえず受験しようという方」「お試しで受験する方」などです。
その中でも多いのが「ほとんど勉強していなくてとりあえず受験しようという方」です。
これは行政書士に限らず、様々な資格に言えることですが、まともに勉強してきているのは極一部の人だけです。
ほとんどの方は、合格できるまでの学習量を積まずに受験します。ですから、レベルの低い受験者ばかりが集まり、合格率が低くなるのです。
資格というのは、大学や高校受験のように絶対に勉強しなくてはいけない理由や環境がないため、多くの方は必死に勉強しようとしないのです。
もちろん、行政書士になることが昔からの夢だと言う人は勉強するとい思いますが、そんな人は中々いません。
ほとんどの方は、何となく行政書士になろうと思うだけなので、自分を追い込んで勉強しようとしないのです。
ですから、あなたに知識がなくても、しっかりと努力すれば十分に合格できる試験と言えます。